隆鼻注射(レディエッセ)とは
レディエッセによる隆鼻術は、ヒアルロン酸隆鼻術同様に、手術をせずに注射のみで鼻を高くする方法です。施術時間は10分程度。麻酔処置を行い、極細針で注射するだけの施術です。
メスを使う施術に抵抗がある方、長期間希望の鼻筋を維持したい方、ダウンタイムの少ない施術をお求めの方にお勧めの、薬剤を注入するだけの気軽に受けられる鼻のプチ整形術です。
レディエッセとは
レディエッセは、骨や歯を形成するハイドロキシアパタイトが主成分の輪郭形成注入療法です。とても柔らかい上に粘着性もあり、ヒアルロン酸のように横に広がる可能性もほぼありません。皮膚への馴染みが良く、1年半程度かけて、ゆっくりと体内に吸収されていくので持続期間が長いのが特徴です。
レディエッセ注入後はすぐに効果を実感いただけます。その後も柔らかい状態で皮膚に残るので、自然に鼻を高くすることができます。もともと体内にある成分ですのでアレルギーテストは必要ありません。
隆鼻注射(レディエッセ)の施術プロセス
レディエッセの特徴
自然な固さを長期間維持できます
レディエッセの主成分であるハイドロキシアパタイトは、ヒアルロン酸よりも馴染みやすく、鼻先などの細かい部分にもしっかり注入することが可能です。
FDA認可の素材でアレルギーはほぼありません
レディエッセの主成分であるハイドロキシアパタイトは、美容整形に使われる以前から、形成外科・整形外科・耳鼻咽喉科・歯科など中心とした様々な医療現場で使われており、FDA(アメリカ食品医薬品局)やヨーロッパCEでも承認されている素材です。生体適合性は100%、アレルギーテストも不要です。
ヒアルロン酸隆鼻術との比較
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ヒアルロン酸注入法 |
レディエッセ注入法 |
安全性 |
高い |
高い |
施術時間 |
10分 |
10分 |
施術の痛み |
麻酔クリームか局所麻酔を使用するので、ほとんど痛みはありません |
術後の腫れ |
ほとんどありません |
持続性 |
半年から1年 |
1年半~2年 |
特徴 |
ヒアルロン酸を分解除去する注射で、元の状態に戻すことも可能です |
横にひろがることはなく、自然で立体感のある鼻が実現できます |
料金 |
¥80,000 |
¥130,000 |
隆鼻注射(レディエッセ)、ナチュラル埋没法
Pick up症例
正面
斜め
- 施術詳細(リスクと副作用)
-
手術名
レディエッセによる隆鼻術、二重術
術式
レディエッセ注入、埋没法
費用
隆鼻注射(レディエッセ)
1本・0.8cc…¥130,000
二重術(2点瞼板固定法)
2点
片目…¥50,400
両目…¥84,000
3点
片目…¥75,600
両目…¥126,000
リスク
レディエッセによる隆鼻術
感染症、皮下出血、皮膚壊死、失明
二重術(2点瞼板固定法)
二重の消失、縫合糸膿瘍等の感染症、埋没した糸の透見(皮膚から透けて見える)、目の異物感等
副作用
レディエッセによる隆鼻術
1.術後の腫脹
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
2.針孔の赤み
レディエッセ注入は注入部位に針を刺すので針孔が赤くなります。赤みは2~3日で消失します。
二重術(2点瞼板固定法)
1.術後の腫脹
大きな腫れは4~5日程度、小さな腫れは2週間程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.目の違和感
術後1週間程度は目が引っ張られる感じがあります。
4.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。
レディエッセによる隆鼻術
リスクと副作用に対する予防
皮膚の浅い部分に注入すると内出血をおこす可能性があります。注入時と注入直後に圧迫止血を行うことにより内出血を抑えることができます。
針孔の赤みに対して
針を皮膚に刺すことにより炎症反応がおきるため皮膚が赤くなります。炎症反応を抑える目的で注入直後はステロイド含有軟こうを使用します。また、注入直後のアイシングも有効です。
注入時の痛みに対して
麻酔クリームにより針を刺す痛みを軽減することができます。注入する部位によってはブロック麻酔を使うこともできます。
感染症に対して
レディエッセ注入による感染症は非常に少ないですが、万が一、感染症が起きた場合には抗生剤の内服治療を行います。
皮下出血に対して
針を何回も刺入すると血管から出血する可能性があります。当院ではカニューレ針という鈍針を使用して血管を傷つけないようにして注入しています。
皮膚壊死に対して
レディエッセの注入は骨上の深さに注入しますが、誤って筋層内の深さに注入すると筋層内を通る血管内に入ってしまう可能性もあります。血管内に多くのレディエッセを注入すると皮膚壊死を招く恐れもあります。顔面の正確な解剖を理解していることと丁寧な注入手技が必要となります。
失明に対して
レディエッセの注入は骨上の深さに注入しますが、誤って鼻背動脈や眼角動脈に入ってしまうと、失明をきたす可能性もあります。顔面の正確な解剖を理解していることと丁寧な注入手技が必要となります。
二重術(2点瞼板固定法)
リスクと副作用に対する予防
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤を処方します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。術後の腫脹を軽減するために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。
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ドクターコメント
大塚院院長
石井 秀典 医学博士
今回のモニターさんは20代半ばです。鼻にレディエッセを1ml注入しています。元に戻すこともできるプチ整形ではありますが、患者さんから「ずっとこのままでいたい」と言われることを目標に施術に取り組んでいます。
大塚美容のこだわり
大塚院院長
石井秀典 医学博士
注射だけで鼻を高くします。
注入術による隆鼻術は、顔全体のバランスを考えて注入するため自然な輪郭を作ることができます。
レディエッセの特徴は吸収が遅いため長期間持続します。また、注入後に徐々に硬くなるため横に広がりにくいです。ヒアルロン酸だと触った感触も少し柔らかく感じると思いますが、レディエッセだと異物感を感じることはなく自然です。ただしレディエッセを溶解する注射はないため、失敗は許されません。患者さんの希望を良く聞き、施術中も何度も鏡で確認しながら注入を行っていきます。
ヒアルロン酸とレディエッセの仕上がりの違いがよくわかりません。
隆鼻注射(レディエッセ)は、ヒアルロン酸よりも少し硬めの仕上がりになり、横に広がりにくいのが特徴です。また、ヒアルロン酸に比べると体内への吸収に時間がかかるため、持続期間が1年半~2年とヒアルロン酸よりも長いのが特徴です。
レディエッセ注入後の副作用はありますか?
レディエッセは、ハイドロキシアパタイトという骨や歯を形成する成分が主成分で、生体適合性は100%です。事前のアレルギーテストも不要で、副作用はほとんどありません。ただし、むくみ・痒み・内出血・色素沈着といった、注入術に関連したリスクはあります。