1.術後の腫脹
大きな腫れは1週間程度、小さな腫れは1か月程度あります。
2.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。
3.術後痛み
手術当日から翌日にかけては手術による痛みが出現する可能性があります。
4.術後の嘔気
術後は吐き気を伴うことがあります。手術当日は入院して頂いているので点滴による吐き気留めを使用します。
術後の感染症に対する予防的投与として抗生剤の点滴と内服を開始します。術後の痛みに対して鎮痛剤と共に胃粘膜保護剤を処方します。手術当日は入院となるので点滴や筋肉注射による鎮痛剤も使用できます。術後の腫れを抑えるために包帯による圧迫を行います。また、目周りの腫れを抑えるために術後2日間の瞼に対するアイシングを推奨しています。
側頭部には顔面神経の側頭枝が走行します。側頭枝を損傷すると眉毛の動きが弱くなります。神経は切開する骨膜とは離れていますが側頭枝に近い部分で出血すると止血の際に神経を損傷する可能性があります。内視鏡により骨膜と血管を確認して手術を行います。