アカルボースは日本の厚生労働省が認可した医療用の糖質吸収抑制剤(炭水化物吸収阻害剤)で、食後の血糖値の上昇を抑える効果がある「α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI薬)」に分類され、本来は主に、食事療法・運動療法を行っても症状の改善が見られない2型糖尿病の患者に処方されるお薬です。
アカルボースは糖質を分解してブドウ糖にするαグルコシダーゼという酵素の働きを妨害して体内に吸収される糖質を抑制し、食後の急激な血糖値の上昇を抑えることにより、食べた物が脂肪になりにくくなります。
本来、アカルボースは主に2型糖尿病の方を対象に処方されるお薬ですが、大塚美容形成外科は自費診療のため、ダイエットの目的として医師の診察のもと処方しております。
For Beauty
健康的なダイエット法をご提案ダイエットの基本は食事制限と運動です。しかし、どちらも長続きさせることは非常に困難です。そこで当院では内服薬を利用して無理なくダイエットを続けることができるようサポートいたします。
急激なカロリーカットダイエットは、栄養摂取不良による体調不良のみならず筋肉力の低下、免疫力の低下、ホルモン異常、脈拍や体温の低下など様々な健康上の問題を引き起こします。医師のアドバイスをもとにダイエットを行うことで健康な体を維持できます。
「糖」本来、人間の活動のエネルギーとなるもので、人間が生活するためには必須の栄養素です。糖は血液中にある「インスリン」とインスリン受容体が結合し代謝され、その結果、糖は活動エネルギーとなります。
しかし、血液中の糖が多すぎると代謝しきれず、グリコーゲンや中性脂肪となって、体内に予備のエネルギーとしてそのまま貯蔵され肥満の原因となるのです。
また、一度肥満になってしまうと、インスリンと結合してエネルギー代謝を促す「インスリン受容体」が増えてインスリンが正常に機能しなくなってしまい、常に血糖値が上昇した状態になってしまいます。
この「常に血糖値が上昇した状態」になると、エネルギー代謝は行われないのに余分な中性脂肪が分解されなくなります。その結果、少しの量の食事でも直ぐに太ってしまう体質になってしまうのです。
炭水化物などの食品に含まれる糖類は、糖類が沢山結合した「多糖類」という状態で存在しています。この多糖類が唾液に含まれる酵素により、マルトース・スクロース・ラクトースと呼ばれる「二糖類」に分解されます。
その後、小腸で細かく分解され、グルコース・フルクトース・ガラクトースと呼ばれる「単糖類」に分解され、小腸内から吸収されます。
低インスリンダイエットとは、血中の血糖値の急激な上昇を防ぐダイエット方法です。カロリーを制限するダイエットとは異なり、エネルギー不足による持久力や体力の低下やリバウンド、基礎代謝の低下などのリスクの少ないことが特徴です。
一般的な低インスリンダイエット方法は、毎日の食事を低GI食品にすることです。GIとはGlycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。GIが低い食品は、血糖値の上昇が緩やかになるため、インスリンの分泌も少なく健康的なダイエットが可能になります。
アカルボースは、継続的に服用することでインスリンの過剰分泌を抑え食後の急激な血糖値の上昇を防ぐ効果があります。脂肪の蓄積を防止し脂肪燃焼へとつなげることで太りにくい体質を作ります。
食事の余分な油分を体外に排出し、カロリーカットします
アカルボースは医療機関のみで処方できる製品です。通常は1日3回1錠を食事の直前(10分以内)に服用します。
食事中に飲み忘れに気が付いた場合は、直ぐに1回分を服用します。食後に飲み忘れに気が付いた場合は、1回分を飛ばします。一度に2回分をまとめて服用することは絶対に避けて下さい。
アカルボースの服用期間は医師の指導で決めますが、服用方法をきちんと守れば、基本的には長期間に渡っての服用が可能です。服用前には必ず医師の説明を聞き、服用方法を守るようにしましょう。
アカルボースの主な副作用としては、めまい・ふるえ・冷や汗・動悸・脱力感・目のチラつき・頭痛・異常な空腹などの低血糖症状が見られる場合があります。これらの症状を防ぐためにも、必ず食前10分以内に服用するようにします。もし低血糖の症状が見られた場合は、5~10gのブドウ糖を服用して下さい。(砂糖は二糖類に分類されるため、すぐに効果が現れません)
また、下痢・おなら・腹部の膨満感・軟便などの消化器系の副作用が見られる場合があります。これはアカルボースの作用により、未消化の二糖類が大腸まで運ばれて腸内細菌によって分解・消化・発酵されてしまい、腸内にガスが溜まる為だと言われています。
重篤な副作用はめったに見られませんが、人によっては極稀に以下のような副作用が見られる場合があります。万が一これらの症状が見られた場合は直ちに服用を中止し、直ぐに医師の診察を受けて下さい。
アカルボースは、ただ服用しただけで痩せるわけではなく、あくまでも健康的なダイエットをサポートするお薬です。普段からバランスの良い食生活を心がけ、定期的な運動を継続する事がダイエット成功の秘訣となります。
また、アカルボース服用による低血糖症状によるめまい・ふらつき等の症状が見られる方は、車の運転や高所作業は避けるようにします。
アカルボースは食後の血糖上昇を抑制する薬のため、他の血糖降下薬との飲み合わせに注意しなればなりません。糖尿病治療薬に限らず他の薬を服用中の方は、必ず事前に医師にお申し出下さい。
また、アカルボース服用中のアルコール類の飲用は、血糖値を乱して低血糖の発作を誘発するリスクが高まりますので、出来る限り控えて下さい。飲酒をしたい方は必ず事前に医師に相談の上、医師の指示に従って下さい。
以下の患者様はアカルボース慎重投与となります。服用前のカウンセリングで必ず医師に症状をご相談の上、慎重に症状の経過を観察しつつ服用して下さい。
65歳以上の高齢者、ヘルニアの方、ロエムヘルド症候群、腸閉塞を起こしたことがある方、他の糖尿病治療薬を服用中の方
妊婦・授乳中の女性、糖尿病による糖尿病性前昏睡・糖尿病性昏睡の症状が見られる方、重度の肝機能障害・腎機能障害・胃腸障害の方、重症な感染症の方、外科手術を控えている方、外科手術を受けたばかりの方、重篤な外傷のある方、痒み・アレルギーなどの症状が出たことのある過敏症の方、重症ケトーシスの方
副作用 | 低血糖症状のほか、極稀に過敏症状、肝機能障害などの副作用が報告されています。必ず医師の指導の元、用法・用量を守って服用するようにして下さい。 万が一、症状に不安を感じるようなことがあれば、当院の医師の診察を受けにいらして下さい。 |
入院・通院 | 入院・通院の必要はありません。 |
服用期間 | 医師の指導に従って下さい。 |
※アカルボースは医療機関のみで処方できる製品です。
施術名 | 数量 | 定価(税込) |
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アカルボース(糖質吸収抑制剤) | 10錠 | ¥2,000 |
小さな手術で大きな効果を
創立以来の当院の基本理念です。
患者様の心身のご負担を少しでも取り除くことができる手術の提案をし、また、患者様のご希望をきちんと理解することで、効果を導き出しています。
経験に基づく技術と豊富な症例数
1976年の大塚院開院以来、国内外の多くの学会発表の経験があり、その研究成果や実績を活かした施術を行っています。
医師による丁寧なカウンセリング
当院では医師がカウンセリングを行っています。手術方法だけではなく、メリット・デメリットについても医師が丁寧に説明します。また手術後は、24時間受付OKのメール相談や緊急連絡先にご相談いただけます。
確立された技術力
経験を積んだ形成外科医・美容外科医・歯科医が在籍し、日々技術力の向上に努めています。
また更なるスキルアップのため医師同士の意見交換会も実施しています。
医師が直接カウンセリングを行い
適切な治療のみご案内いたします。
無理に施術をすすめたり
当日中に契約を迫ることは一切ありません。
大塚美容形成外科・歯科は全国5院。
お近くのクリニックで、
カウンセリング・施術を
お受け下さい。
大塚美容形成外科・歯科では、2018年6月に改正・施行された「医療広告ガイドライン」遵守し、総院長石井秀典医師監修のもと、患者様に正確な情報をお伝えすることを目的とし、当サイトの運用を行っております。
監修医情報 | |
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大塚美容形成外科・歯科 総院長 石井秀典 (いしいひでのり) |
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経歴 |
2000年 帝京大学医学部 卒業/2000年 帝京大学医学部形成外科 入局 2005年 杏林大学病院 形成外科 入局 2006年 大塚美容形成外科 入局 2006年 医学博士号 学位取得 2022年 大塚美容形成外科 総院長就任 帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師 |
資格・取得専門医 | 医学博士 日本形成外科学会専門医 日本美容外科学会専門医(JSAPS認定) アラガン社ファカルティ(ボトックス・ヒアルロン酸注入指導医) |
所属学会・団体 | 日本美容外科学会(JSAPS)正会員 日本形成外科学会会員 国際形成外科学会会員 日本頭蓋顎顔面外科学会 日本創傷外科学会 |