口唇裂(こうしんれつ)とは先天性異常の一種で、「外表奇形」と呼ばれる目に見える部位の奇形の一種です。
口唇裂の症状としては、上唇が割れて裂け目が見える状態のことを指し、この裂け目が鼻の穴の奥まで達する「完全口唇裂」や、裂け目が鼻まで達しない「不完全口唇裂」、上顎(口蓋)まで裂け目が見られる「口唇口蓋裂」などがあります。
軽い症状の口唇裂は「痕跡唇裂」と呼ばれ、裂け目というよりも唇の一部に凹みが見られたり、唇から鼻孔まで傷痕の筋があるように見えることもあります。
口唇裂の原因は未だはっきりわかっていませんが、様々な環境要因が関与していると考えられています。
主な原因として考えられている説としては、妊娠時に母体に強いストレスがかかる・胎児に強い力が加えられる・服用した薬剤の影響・喫煙・放射線照射・ウィルス感染などが挙げられます。また、高齢出産になると口唇裂の発生リスクが高まるという説もあります。
ですが、口唇裂の原因はほとんど不明な場合が多く、現在では環境的因子と遺伝的因子が複雑に組み合わさって発症すると考えられています。
口唇裂は見た目の問題も大きいですが、唇の動きに関わる筋肉が繋がっていないために、食事が摂りにくい・発音障害といった、日常に関わる問題が見られます。
また、顎の発達にも影響が出るため、歯並びに影響が出る場合もあります(歯列不正)。
口唇裂の発症率は、日本国内では500に1人の割合で発症しており、この数字は白人の約2倍、黒人の約3~4倍の数字です。日本人だけでなく、黄色人種全般で比較的多く見られる症状なので、黄色人種に多く見られる先天異常だと考えられています。
当院の口唇裂の治療は、見た目の美しさにこだわって傷跡をわかりにくくすることは勿論ですが、唇・口・顎の全体のバランスを考え、それぞれの機能を正常に近づけることも大切だと考えています。
患者様一人ひとりの症状に合わせ、様々な施術方法をご提案しています。
施術時間 | 約10分~60分(施術内容によって変わります) |
ダウンタイム | 施術内容によって変わりますが、大体、強い腫れは約1週間程度です |
腫れ・傷跡 | 施術内容により変わります |
施術の痛み | 施術内容により変わります |
入院・通院 | 入院の必要はなし、通院は施術に応じて1~2回程度。 |
麻酔 | 麻酔クリームもしくは局所麻酔か全身麻酔(施術内容により変わります) |
持続性 | ヒアルロン酸注入は半年~1年、メスを使った施術は半永久的 |
シャワー・入浴 | 患部を避ければ当日から可能 |
医師が直接カウンセリングを行い
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監修医情報 | |
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大塚美容形成外科・歯科 総院長 石井秀典 (いしいひでのり) |
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経歴 |
2000年 帝京大学医学部 卒業/2000年 帝京大学医学部形成外科 入局 2005年 杏林大学病院 形成外科 入局 2006年 大塚美容形成外科 入局 2006年 医学博士号 学位取得 2022年 大塚美容形成外科 総院長就任 帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師 |
資格・取得専門医 | 医学博士 日本形成外科学会専門医 日本美容外科学会専門医(JSAPS認定) アラガン社ファカルティ(ボトックス・ヒアルロン酸注入指導医) |
所属学会・団体 | 日本美容外科学会(JSAPS)正会員 日本形成外科学会会員 国際形成外科学会会員 日本頭蓋顎顔面外科学会 日本創傷外科学会 |