寝不足や多忙な日が続いた時に現れる目の下のクマ。数日程度で治る一過性のクマもありますが、中にはきちんと治療をしないと消えないクマもあります。
一過性のクマの原因は、皮膚の薄さに関係しています。目の周りの皮膚はとても薄く、睡眠不足や疲れが原因で血液が黒ずんでしまうと、目の下の血管が黒く目立ってしまうためにクマができるのです。
このような一般的な目の下のクマの対処法としては、ゆっくりと休養や睡眠を取ることが一番。そして目の周囲だけではなく全身の血行をよくするために温かくすることも大事です。
当院でも目の下のクマに関するご相談は、20代から60代以上の方までと幅広くいただいています。この場合は、一過性のクマではなく、メラニンが原因の色素沈着や目の下のたるみが関連していることが多いです。目の下のクマがあるために、「疲れている」「不健康にみえる」「年よりも老けて見える」などマイナスのイメージを与えてしまうこともあるようです。
一口に「目の下のクマ」といってもいくつかの原因があるので、まずはご自身のクマがどんな原因でできているのかを把握することが大切です。
「クマ」とは医学用語ではありません。一般的に使われている言葉ですので医学的には多くの種類に分類することができます。まずは診察して原因を突き止め、それに合った治療を進めることが必要です。手術はもちろんですがヒアルロン酸の治療にしても様々な方法(テクニック)があります。その人に合わせた方法で行うことにより確実な効果を出していきます。
色素沈着によるクマの場合は、紫外線によるダメージや皮膚への刺激が原因になることがほとんどです。
紫外線やストレスが原因の場合は、ダメージによりターンオーバーのサイクルが乱れ、古いメラニン色素が目の下の皮膚に残ったままになってしまいます。
そして皮膚のメラニン色素がどんどん蓄積されていき、色素沈着となります。毎日この行為を繰り返すことでメラニンが過剰に生成され皮膚に沈着し目の下のクマとなります。
メラニンなど色素沈着によるクマ治療はレーザーとトレチノイン治療が適しています。
へこんだクマ目の下の眼窩脂肪が浮き出て影ができ、これがクマの原因となることもあります。老化が原因の事が多く、目の下の皮膚が伸びるとたるみの原因にもなってきます。
加齢とともに眼窩脂肪をささえる膜(隔膜)がゆるみ、眼球の位置が下にさがります。このため眼球の下にある眼窩脂肪が圧迫されて皮膚のほうに浮き出てきて膨らみをつくり、クマの原因となります。このタイプの場合は予防法がないため目の下の脂肪を除去する治療が必要になります。
加齢現象年齢と共に目の下の皮膚が薄くなり血管や筋肉などの皮下組織が見えてくるクマもあります。
弾力やハリがなくなった肌や、しわができた肌にヒアルロン酸を注入する治療です。
レディエッセを注入しクマを内面からふっくらさせる治療です。
皮膚に馴染みやすく安全性の高いコラーゲンを注入することにより、クマ治療を行います。
「Qスイッチモード」が付いていることでメラニンだけに働きかけるため、ほかの肌にも負担がかからない治療です。
加齢による目の下のたるみやクマの原因となっている余分な脂肪を取り除くたるみ治療です。
下まぶた側のまつげ近くを切開し、脂肪がくぼんでクマになった箇所に移動させる施術法です。
目の下の余分な皮膚を取り除くことでたるみを解消する治療です。
創立以来の当院の基本理念です。患者様の心身のご負担を少しでも取り除くことができる手術の提案をし、また、患者様のご希望をきちんと理解することで、効果を導き出しています。
1976年の大塚院開院以来の歴史※で国内外の多くの学会発表の経験があり、その研究成果や実績を活かした施術を行っています。
※42年間経営 6院にて729,000件の手術経験
日本形成外科学会や大学病院で経験を積んだ形成外科医・美容外科医が在籍し、日々技術力の向上に努めています。また更なるスキルアップのため医師同士の意見交換会も実施しています。
手術方法だけではなく、メリット・デメリットについても説明します。手術前の不安を取り除いてください。また手術後は、メール相談や24時間対応の緊急連絡先にいつでもご相談可能です。
帝京大学医学部 形成外科 非常勤講師
美容形成外科歴 21年