手術名
豊胸術
術式
高濃度脂肪注入術、シリコンバッグ挿入による豊胸術
術式詳細
大腿部からの脂肪吸引と胸部への脂肪注入、シリコンバッグ挿入による豊胸
費用
高濃度脂肪注入術
¥715,000
豊胸手術(プロテーゼ挿入法)
¥450,000~
270g以上…プラス¥95,500~
リスク
高濃度脂肪注入術
感染症、大腿部の傷跡、しこり、大腿部の変形
シリコンバッグ挿入による豊胸術
皮下出血、感染症、拘縮
副作用
高濃度脂肪注入術
1.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は2週間程度で自然に消失します。大腿部の内出血は3週間程度で消失します。
2.術後の痛み
注入後は軽度の痛みが出現する場合があります。胸部の痛みは1週間程度で痛みは消失します。大腿部の脂肪吸引部は1か月程度の痛みがあります。
シリコンバッグ挿入による豊胸術
1.内出血
術後に内出血を起こす可能性があります。通常は3週間程度で自然に消失します。
2.術後の痛み
シリコンバッグ挿入による豊胸術後は痛みがあります。強い痛みは1週間程度ですが、軽度な痛みは1か月程度あります。
3.傷跡
本手術は切開を行いますので傷跡ができます。切開部は脇の下が多いですが、希望により乳房の下や乳輪を切開することもできます。
リスクと副作用に対する予防
高濃度脂肪注入術
注入すると内出血をおこす可能性があります。注入時と注入直後に圧迫止血を行うことにより内出血を抑えることができます。
シリコンバッグ挿入による豊胸術
術後は内出血をおこす可能性があります。術後は包帯による圧迫を行います。
高濃度脂肪注入術
注入時の痛みに対して
注入前に胸部に対して局所麻酔を行いますので注入時の痛みはほとんどありません。しかし、局所麻酔自体に痛みがあるので、痛みが心配な場合は静脈麻酔を併用します。また、大塚院では全身麻酔を選ぶこともできます。
感染症に対して
高濃度脂肪注入による感染症は非常に少ないですが、万が一、感染症が起きた場合には抗生剤の内服治療を行います。症状が重たい場合には胸部の洗浄処置が必要になります。
大腿部の傷跡に対して
胸に対しては注入のみなので傷はできませんが、脂肪吸引を行う大腿部は3mmほどの切開が必要になります。傷跡は通常6か月程度赤くなりますが、個人差もあります。
しこり形成に対して
注入した脂肪が壊死するとしこりとなります。注入の際には壊死を起こさないように専用の注入器(セルブラッシュ)を使用して丁寧な注入を行います。また脂肪の生着率を良くする目的でピュアグラフトを用いて高濃度脂肪を注入しています。
大腿部の変形
大腿部に十分な脂肪がある場合は問題ありませんが、十分な脂肪が無い場合には無理に脂肪吸引を行うことで大腿部が凹凸などの変形を起こす可能性があるので、お勧めしないこともあります。
シリコンバッグ挿入による豊胸術
リスクと副作用に対する予防
術後は内出血をおこす可能性があります。術後は包帯による圧迫を行います。
手術時の痛みに対して
手術は全身麻酔で行うので手術時の痛みはありません。
感染症に対して
術後の感染症に対して手術中は完全な滅菌操作を行います。また、抗生剤の点滴も同時に行います。ケラーファンネルを使用することで更に感染のリスクが少なくなります。
皮下出血に対して
シリコンバッグ挿入による豊胸術では術後の出血が貯留することを予防する目的で陰圧吸引ドレーンを手術部位に挿入します。もしも、出血がおきてもドレーンから血が排出されます。
拘縮のリスクに対して
シリコンバッグは体にとって異物となるので挿入後に被膜が形成されます。この被膜が強くなってしまうと拘縮をきたします。被膜が強くなってしまう原因として術後出血が大きく影響されます。手術中の十分な止血と徹底した術後管理が必要となります。また、傷の治り方の違いのように個人差も影響します。